自分的好き好き筒井康隆作品

◆子どもの頃から大好きな作家さんです。

どの作品も大好きなのですが、中でも一番好きなのは『笑うな』。

『タイムマシン』ネタなのですが、「えっ？」てゆーよーな使い方をするの。

タイムマシンをこんなふうに使った小説は、まずナイと思うのです。

何度も読んでいるのに、未だに読みながら大爆笑してしまいます。

この方の文章はリズムが肌に気持ちいい感じです。

◆次に好きなのは『薬菜飯店』。

どんどんエスカレートしていくタイプのお話ですね。

次がどうなるか予想できてしまうのに、読むのを止められない。

しかも予想を上回る状況になっちゃう。

でも、ホントに、こんなお店があったら、どんな目に遭ってもいいから行っちゃうわ～。

喫煙暦が長いんで……。

◆『お紺昇天』も好きだなぁ～。

スクラップにされる運命にある自家用車の人工知能と、その持ち主との友情・愛情を描いた作品です。

やさしい気持ちになれるお話。

◆怖いお話では『走る取的』。

私は観てないのですが、TVドラマ化されたこともあるみたいですね。

恐怖がどんどんエスカレートしていきます。

悪夢を観そうなくらい怖い。

◆『鍵』も怖かった。

実際に怖い目に遭うワケではないのにメッチャ怖い。

恐怖っていうのは想像力の産物なのだと思い知らされるお話です。

ああ好き過ぎて枚挙に暇がない……。