◆外見は柔和で丁寧、常に穏やかで、人あたりの良い『良い人』ですが、スイッチが入ると豹変といっていいほど気丈に振舞うことがあります。内心は非常にデリケートで繊細。実は気難しいところもあります。ちょっとでも注意されると、大きく傷ついてしまうのですが、必ず条件反射的に反撃します。それが気丈に見える所以なのです。とはいえ傷つくことを最も恐れる星ですから、できるだけ傷つかないように慎重に慎重に生きていくため、大きな失敗をすることは、あまりありません。その代わり、大きな達成感を味わうことも、あまりありません。いつも不完全燃焼気味です。水の星ゆえクールなのです。

◆責任感が強すぎるので、自分を犠牲にしても、一人で仕事などをやり遂げようとします。人に何かを頼むのは得意ではありません。人を信用できないからです。けれど一度信じた人に対しては、とても無防備に素を見せるようになります。

◆『本命星が一白水星で月命星が八白土星の人』は生まれつき冷静沈着で、損得計算に長けています。内面には八白土星の持つ『高齢の慎重な賢者』と、『やんちゃな冒険家』という、両極端な二面性を持つことになります。いざという場面でイチかバチかを好むギャンブラー的な面も強くなるでしょう。表面上は我意が強く、強気な人物に見えますが、内面には、人に強く言われると、すぐに迷ってしまうという繊細でデリケートな面もあります。

◆決断力に乏しく、何事も自分一人の考えでは決行ができません。つい人を頼ってしまいます。けれど、人を頼る割には疑い深いので、相手の意見を信じられず、結局は自分の意志を押し通してしまう事が多いようです。『争いを乗り越えて自分を磨く』という八白の性質を持っているため、いつも心に争いのタネを抱いており、周囲との衝突が絶えません。また、何事によらず、ひとこと理屈を言いたいクセがあります。自分語りも好きな方です。

◆仕事においては骨惜しみせず働く『働き者』ですが、収入が決まっていると働く気が起きません。やればやっただけの見返りがないと燃えないのです。損をするのを嫌い、損得計算に長けているので、自営、特に飲食店経営に向いています。

◆男性なら亭主関白、女性なら自分を抑えて相手に尽くす内助の功を発揮するでしょう。かまわれたり、イジられたりするのが好きという、ちょっとMっぽい面があるかもしれません。

◆八白土星の人は心の中に『責任感のある頑張り屋のお父さん』が住んでいると思ってください。一人で頑張って、何もかもを済ませようとします。何か悪いことがあると、全部が自分の責任だと思い込んで、一人で背負い込んでしまいます。いつの間にか周囲の人から浮いてしまって、孤独感に苛まされるでしょう。人を信じられないからです。でもね、人を信じられないのは、実は自分を信じていないからです。もっと自分を信じてあげてください。自分の努力を信じてあげて。『お父さんの役割』って何ですか？　どどんと座って、大きく構えて、子どもたちが道を外れたら叱ったり、頑張っていたら褒めたり、失敗したら励ましたりして、良い道へと導いてあげることじゃないですか？　何でも自分一人で頑張らないで、周囲の人を自分の子どもだと思って、仕事を割り振って育ててあげてください。心配しないでも大丈夫。子どもは親を慕うものです。

◆神官や僧侶をあらわす格の高い星でもあります。そのぶん霊感のアンテナも大きく、周囲や先祖から霊的な影響を受けやすいところがあります。ときおり霊障から心を病むケースが見られます。神社仏閣、ご先祖のお墓を参る事が運気アップの鍵です。