◆この星は流れる水の象意を持っています。ひとところに留まると、運気が淀み腐ってしまうため、本能的に外出し、動き回る事を好みます。また白の色が示す通りに、性質は陽気で、見かけよりも案外と派手で、賑やかな事が好きなようです。

◆外見は柔和、丁寧、穏やかで、人あたりも良いのですが、内心は非常に気位が高く、時に人を侮り軽んじる傾向があります。表面上は気丈に見える人もいます。けれど内面は、とてもデリケートで繊細です。また万事に駆け引きがあり、いざという時の邪智（じゃち／悪知恵）も働く方なので、自分を守るために、心にもない偽りを言う事もあります。穏やかさの陰には、自分が傷つかないための計算高さと、押しの強さが隠れていたりするのです。とはいえ考え深く、用心深く、疑い深いところがあるにも関わらず、信じている人の言葉には乗りやすいという人の良さも持ち併せています。それにより、思いもかけない損失を自ら招く事もあります。

◆頭が良く、器用です。また細かい事によく気がつき、辛抱強く、節約を守るため、人並み以上の金運や幸運に恵まれます。けれど本人は、決して、それに満足する事ができません。白の色を生まれ星に持つ人は、自分に対する理想が高く、自分に厳しくもあるため、常に『理想の自分』と『現実の自分』とのギャップに苦しみます。自分の不幸や不満、不足を数えてしまうのです。そのため、いつも何かしら心が急き、迷いや困難、苦労が多く、喜びを感じる事ができません。また恋愛問題に弱く、色情に迷って人生を失敗する事も少なくありません。

◆気苦労や憂苦が絶えず、心は、いつも悩み事でいっぱいです。水星の人は九星中いちばん迷う気が多く、デリケートでナイーブ。そのため何事も決断には悩みや苦しみが付き纏います。人の三倍は傷つきやすいので、心は、いつも傷だらけです。傷つく事を懼れるあまりに、つねに責任や困難から逃げる事を考えてしまいます。しかも自分の心の底や本音を周囲の人に打ち明ける事ができないため、なかなか親友に恵まれません。ですが、相手によっては、自分から進んで世話をしたがり、深く信頼する事もあるので、いったん心が通じた相手とは長く付き合い、とことん信用されます。

◆湧き水が次第に大きな流れとなり、やがては海にそそぐ。この星の人は、そんな人生を歩みます。浮き沈みや変化は多いけれど、根気強く頑張れば、いずれは大海へと船出する事ができるのです。焦らず、欲張らず、根気強さと誠実さを持って、コツコツと物事に対処しましょう。

◆自分に厳しいのは良い事ですが、厳し過ぎると、不平や不満が増えていくばかり。自分を傷つけるだけで体力が尽きてしまいます。他人に厳し過ぎる事も、交際の円滑を妨げます。自分の運勢の不幸や不足を数えず、自分の頑張りや達成してきた事を数えて、自分を褒めてあげる事が、運勢上昇の鍵です。奉仕の精神を持ち、ボランティア活動などをする事で、運気は、さらにアップします。

◆この年度の一白水星さんは艮宮（ごんきゅう・東北）に座しています。

◆艮宮は『変化』『変動』『改革』の宮。しかも本命星がこの宮に入った年に起きる変動は、のちのちまで影響を及ぼすおそれがあります。たとえば、この宮に自分の生まれ星が入った年が順調な運勢であれば、あと十年は順境が続き、逆に逆境になれば、十年も逆境が続くとされています。

◆運勢的には下降気味です。そこに次々と変動が起こるので、何かと忙しく、トラブルも多く、心身ともに忙しい一年となりそう。ですが悪い事が多ければ、反対に良い事も多く起こります。何事に対しても一歩控え目な立場を取り、トラブルはできるだけやりすごし、良い変化には乗るように心がけてください。

◆今年度の一白水星さんは、八白土星さんっぽくなっています。八白土星は『責任感のあるやさしいお父さん』だけれども『頑固で意固地』。『争いを乗り越えて成長する』という星。その影響を受けるため、いつもは繊細で、何をするにも慎重な一白さんでも、ちょっと図太く気難しいオヤジっぽくなったりします。気迷いや決断力のなさが強くなり、心に落ち着きがなく、何事も道を決めかねて、結果を出せずに悩んだりするでしょう。交際面もパッとしません。自分では自覚できないかもしれませんが、気難しくなっているからです。何かと迷っては周囲にアドバイスを求め、けれどもアドバイスを無視して独断で走ってしまいます。急な決断を迫られると、ヤケになって一か八かのギャンブラー的な決め方をしたくもなるでしょう。いつもの『場の空気を読む』能力が陰に潜んで、出ないといけない場面で尻込みしたり、逆に控えた方がいい場面で悪目立ちをしてしまったり。また変化を望む気持ちから、あちこちに争いの火種を蒔いたり、業務の変更や引っ越しなどがしたくなります。

◆大きな計画は、なかなか実現しませんが、小さな事には成功します。この時期は大きな計画の実現を目指すよりも、小さな成功をたくさん積み重ねるのがオススメです。騙されやすくなっているので、旨い話にはご注意を。

◆信仰する神仏を念じて、周囲のアドバイスに耳をかたむければ、よい方向へ導かれます。まずは氏神様にお参りするといいでしょう。ご先祖のお墓参りもオススメです。

◆体調も変化しやすい時期です。特に女性は婦人科系の病気が発見されやすい年です。精神的なストレスから脱毛症になったり、慢性の病気が再発するおそれもあります。気になる事があったら、早めに養生するか検査を受けてください。

◆今月の一白水星さんは離宮（りきゅう・南）に座しています。

◆少し明るさの見えてくる月です。何かと忙しく、調子も良く、やる気も充分。ついアレコレと手を出したくなりますが、調子に乗って手を広げすぎると、全部が上手くいきません。運勢的には悪くないのですが、『蓋を開ければ話の半分』という現象が起きやすい月なので、期待をした事は半分くらいしか叶わないのです。また人のために奔走する事も多く、見込みのない事に関わって損失したりもするでしょう。役所や警察、税務署など公的機関に関わる問題や事件、判証文、手形、その他の文書関係のトラブルが起きやすく、それについての心配ごとがあるかもしれません。

今月のキーワードは『二兎を追う者は一兎をも得ず』。

なぜかワケもなく不安になります。ですが不安を鎮めようとしてウロウロ動き回ると逆効果。空回りしてしまいます。いつもより『おっちょこちょい』になっているので、小さなミスを重ねてしまいやすいのです。不安なまま浮き足立ってアレコレと手を広げずに、目標を絞り、堅実に、我が身を第一に考えて行動すれば吉です。火傷と眼病、ちょっとした怪我に注意してください。

【今月のラッキーアイテム】　名刺、文房具

【仕事運】書類や文書のミスでトラブルが起きるかもしれません。場合によっては相当に重大問題に発展するおそれがあります。周囲の人に気を配ったり、世話をしたりするのは良いのですが、気を使いすぎると、自分の仕事がおろそかになり、不注意からミスが生じやすくなるのです。世話を焼くのは、ほどほどにして、まず自分の仕事に専念してください。業務の変更や引っ越し、共同事業はオススメできません。

【金運】ギャンブルか、あるいはギャンブル性の高い仕事に誘われるかもしれませんが、ゲームとして楽しむ、または稼ごうとしない方が無難です。間違ってもギャンブルの負けをギャンブルで取り戻そうとは思わないで。遊びや飲食に散在しそうなので注意が必要です。美術品、骨董品に金運の気配あり。あなたが一人娘なら、思わぬ遺産が転がり込む可能性ありです。

【試験運】注意力の不足からイージーミスを連発しそう。気を引き締めて向かってください。

【恋愛運】自分でも「ひょっとしたら望みがない恋かもしれない」と思い始める時期です。とはいえ、なかなか諦めきれないのが恋心。自分が傷つく事をおそれず、どこまでも諦めないで、ひたすらに貫いていけば、やがて突破口が開かれます。手紙やメールでの失言に注意。

フリーの人は、自分の事は、さておき、友人の恋を取り持つのに忙しい状態。そのせいで自分の恋愛がお留守になっているようです。自分の恋愛が頭にないから、いろんな相手が出現してもピンとこないし、周囲からも「あなたって、いい人ね」で終わってしまいます。それ以上の関係を望むのなら、慎重な態度を選んでください。とりあえずお友だちになっておいて、あとでよく考えるっていう手もアリです。

【旅行運】旅行運自体は悪くないのですが、今月は吉方位がありません。それに、何より今は『新型コロナウイルスによる感染症』が問題になっていますので、旅行自体オススメできません。この時期、ご自分と、身近な人たちの命を守る行動が求められています。明けない夜はありません。今しばらくは、お気をつけて、お過ごしくださいね。

※青文字の方位：2020年度（2020年2月4日18:03から）の大凶方位

※今年度の大吉方位月：3月、12月

【四月四日(16：38)から五月五日(09：51)までの吉方位】

なし

【2020年度の大吉方位日】

3月7日、3月16日、3月25日、4月3日
（北、東南）

12月13日、12月22日、12月31日
（北、東南）

◆◆大吉方位日とは…◆◆
普段の三倍、運を取れる特別な日です。良い方位なら幸運が、悪い方位なら不運が、いつもより多く取れてしまいます。旅行や引っ越しは、ぜひ吉方位へ。

＊＊＊方位を調べるのにオススメのサイト

諸説ありますので、コレが絶対…とは言えませんが、私の使う流派では、

方位線

偏角を考慮

長さ自動

　

のチェックボックスにチェックを入れて、

◆方位線の種類を『気学30/60°』

に変更して使っています。

ご参考に、ぜひぜひ〜。